ANTの手の内全て晒す(超長文)
2018年8月21日 Magic: The Gathering コメント (6)○○はじめに
* 一部略称:CotV = 虚空の杯,CR = 陰謀団の儀式,Rain = 汚物の雨
20,000字制限に引っかかったので後半は略称多数
過去に名エントリーがたくさんあるので、そちらもご覧ください。
あくまで自分のプレイスキル(受け売り含)を書きます。
紹介:特におしたいやつ
・晴れる屋『のぶおの部屋ANT(後編)』kai 「http://www.hareruyamtg.com/article/category/detail/1355」
↑最近は別のプランニングしてるけど、理論だてて詳しく書いてる。
・saitomuさん 2011年11月『All About ANT』「http://saitomu.diarynote.jp/201111121517488206/」
↑言わずと知れたANT MASTER
・しょ~た(ん)2017年『ANT初心者向け解説』「http://shota33.diarynote.jp/201707210620064955/」
↑これから初めて回す人or腹心型に興味ある人はこっちを読むべき。(ただ16000字ある)
あとはThe SourceのANTスレ、Facebook、ANTのグループLINE、togoresTCGのTwitch放送、Twitterなども貴重な情報源です。
あと該当記事が見つからなかったけど、domeさんの記事も好き。
◆◆使うときに意識すること◆◆
・今の構築の想定キルターンは、各種妨害込みで体感平均3.75ターン
・先手後手でも、1本目相手のデッキがわからないときは、《水蓮の花びら/Lotus Petal》切ってでもハンデスを撃とう。
・ドローソースを撃ちつつ土地を伸ばすので、順番はだいたい《島/Island》→(《島/Island》)→《沼/Swamp》→《Underground Sea》になりやすい。
・初手にフェッチを含む青マナ土地がハンドにあれば、《沼/Swamp》からのハンデスでゲーム作ってもいい。
・カウンターが乗り越えられないときにどうしても通したいドローソースがあれば初段に撃とう。「ストーム1」って言えばマストカウンターのはずの《渦まく知識/Brainstorm》がどうでもよく映るらしいよ。
・逆に仕掛けてるのがばれると序盤にソフトカウンター飛んでくる(定石)から、ストーム4くらいから数えるくらいがちょうどいい。
・相手の《虚空の杯/Chalice of the Void》は、メインX=1、サイド後X=0→X=2の順番で置かれるのが定石(らしい)。だから今は《残響する真実/Echoing Truth》を採用していない。
・メインで《虚空の杯/Chalice of the Void》X=1置かれたら、ひたすら1マナスペルを撃って墓地を肥やし、《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》・Infernal(Dark Petition)《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》を引くのを待つ
・対戦相手がカード引いたあとに墓地を見る人かどうか挙動をよく見ておく。(《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》や《外科的摘出/Surgical Extraction》)
・ 《ザンティッドの大群/Xantid Swarm》 の誘発が通ったあとでも《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》を一応ケアして動く。
・サイド後は《外科的摘出/Surgical Extraction》ケアして安易な確定《炎の中の過去/Past in Flames》ルートに行かない。
・相手の手札ノールックぶっぱは基本的にしない。かならず前方確認をすること。あるいは相手の動きから確定カウンターや対処方法がないことを根拠立てて推察してからならOK。(EWの準決勝みたいに、マナ加速無視して《闇の誓願/Dark Petition》をハンデスしたなら確定カウンター持ってない筋だと分かる)
・surgicalを撃たせるために、少ない手札からスレッショルドCRから入ることもある。途中でやると計算が狂って1ターン遅れることもある。relicも同様
◆◆構築時の留意点◆◆
・メインとサイドあわせて75枚同時に組みましょう。
・ハンデスは大体1ゲーム目に2.5回くらい撃ちたいので、7枚ハンデスは必要。
・バウンス枠は、《突然の衰微/Abrupt Decay》や《致命的な一押し/Fatal Push》とあわせて4~7枚くらいとる。(部品ごとに用途が違う)
・Tempo系やMiracleが周りに多いなら《花の絨毯/Carpet of Flowers》、《闇の腹心/Dark Confidant》も候補に入れる。
・トップデッキや、相手のプランを序盤に崩壊させたいなら《目くらまし/Daze》3枚型がいい(kaiや朴さんに聞いて)
ちなみに《目くらまし/Daze》型は、RUG Delver以外の青系デッキにはサイドアウトして、他のデッキは増量orいれっぱにするとのこと。
◆◆大まかなサイドボーディング
・《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》があったときよりも見切り発車しにくくなっているので、《定業/Preordain》はあんまり抜かない。
《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》・《水蓮の花びら/Lotus Petal》・《汚物の雨/Rain of Filth》が最初に抜く候補。
(そういったドローソースの運用面で、3枚以上の《定業/Preordain》とマナベースのIsland2枚目と 《闇の誓願/Dark Petition》 はセットだと思っている)
・速度勝負かつ《不毛の大地/Wasteland》がない相手は基本土地をサイドアウトして14枚体制とする。
・2nd 《炎の中の過去/Past in Flames》や《闇の誓願/Dark Petition》は、《虚空の力線/Leyline of the Void》、《輪作/Crop Rotation》から《ボジューカの沼/Bojuka Bog》が明らかな場合は抜く。
・《炎の中の過去/Past in Flames》を減らす場合、ハンデスが足りなくなることがあるので《強迫/Duress》と交換することが多い。体感ではハンデスは7.5枚必要。
・赤系Delver相手には《むかつき/Ad Nauseam》を抜く。ハンデスヘビーなGrixisなら残す。
・ 《神聖の力線/Leyline of Sanctity》が想定される場合(実物提示教育/Show and Tell、Enchantress、稀にMiracle)相手には《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》を入れる。
・《巣穴からの総出/Empty the Warrens》は《湿地での被災/Marsh Casualties》などのスイーパー系除去があっても、クロックで押し切れるなら入れる。
・《汚物の雨/Rain of Filth》は《リシャーダの港/Rishadan Port》対策として残す以外は、抜けることが多い。4.5枚目の《暗黒の儀式/Dark Ritual》。
◆◆ANTを相手にするときに意識すること・定石◆◆
・黒マナ起点の数(初段のDark Ritualをつぶことが定石のため)
・土地セット前に儀式を撃ったかどうか(カウンター引き出したいときにやる)
・《翻弄する魔道士/Meddling Mage》の指定
Main:《苦悶の触手/Tendrils of Agony》
Side後:ケースバイケース。だいたい《冥府の教示者/Infernal Tutor》か《苦悶の触手/Tendrils of Agony》が正解。ただし、《燃え立つ願い/Burning Wish》が見えていたら《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》
・ライフをなるべく奇数で維持。温存できるならフェッチを温存(優先権確保のためでもある)
・《炎の中の過去/Past in Flames》と合わせて《苦悶の触手/Tendrils of Agony》を撃つのが見え見えなら、《苦悶の触手/Tendrils of Agony》のストーム誘発時に原本を打ち消して《外科的摘出/Surgical Extraction》、その後生成コピーを《狼狽の嵐/Flusterstorm
・Force of willがあっても余計なフルタップやパーマネント展開はしない。
・ハンデスとカウンターもってるなら、ANTのハンデスを落としにいこう。ぶっぱしにくくなる。
・真髄の針でマナ能力は止まりません。未だに《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》をコールされます。刺すなら《汚染された三角州/Polluted Delta》 にしてください。
・確定カウンター1枚しかなかったら、余計なところで打ち消ししないで暴勇 《冥府の教示者/Infernal Tutor》 にヤマはってコンボながめてるだけでいい。
ストームたまらないし、攻めてくるときは大体カウンター1枚じゃ対処しきれない。
・困ったら2t目に《トーラックへの賛歌/Hymn to Tourach》撃てば一番裏目が少ない。
○○○○○○○○アーキタイプ別対策○○○○○○○○
リストはEternal Week End使用時のものです。
(《炎の中の過去/Past in Flames》が2枚入ってます)
◆vs Miracle ( + Helm Peace)
改定後に一番ゲームプランが変わった相手
従来は、土地を伸ばして《相殺/Counterbalance》 (と《基本に帰れ/Back to Basics》)を割り、《むかつき/Ad Nauseam》を相手のEndに撃って、次のターンに決めるというゆっくりプランをとることが多かった。
現状の構成で《狼狽の嵐/Flusterstorm》や 《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》 や《外科的摘出/Surgical Extraction》の枚数が増え、《僧院の導師/Monastery Mentor》のクロックも早いので、今までのStoneblade戦のように、最低限のサイドボーディングで速度も意識して戦う。
インスタントタイミングで妨害にくるということは、最初の数ターンは土地を伸ばしつつ初手にあるカードで妨害にくるということだから。
中期戦以上になったら、マスカンは《炎の中の過去/Past in Flames》から入って、アドバンテージ差をつけにいこう。このときハンデスに《外科的摘出/Surgical Extraction》が飛んでくるので、一枚切っていたのであれば同一種類のハンデスを先に撃ってからでもいい。
また、《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》が出てくるのは
①こちらのターン終了時
②《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》唱えるスタック
③黒マナ起点が場に残ってない状態のRitualスタック
なので、仕掛ける際に②③前にドローソースから入る場合は、ライブラリートップにコンボパーツ置いておくと幸せになれるケースがある。
in:
《突然の衰微/Abrupt Decay》 2 ,《ザンティッドの大群/Xantid Swarm》 1
《強迫/Duress》 1(Warren 1先手のみ)
out:
《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》1, 《汚物の雨/Rain of Filth》 1,
《水蓮の花びら/Lotus Petal》 1, 《闇の誓願/Dark Petition》 1
(Swamp 1先手のみ。ただし従来通り《基本に帰れ/Back to Basics》がいっぱい残っていたらIslandを抜いてもいい)
サイドにとっているなら《ザンティッドの大群/Xantid Swarm》の増量やCabal Therapy、2nd 《苦悶の触手/Tendrils of Agony》、2nd 《巣穴からの総出/Empty the Warrens》、《闇の腹心/Dark Confidant》も投入候補。
◆vs Elves!
メインはどのルートでも。
ハンデスでコンボスペル抜けば、スピードはStormが上。
《漁る軟泥/Scavenging Ooze》や《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》(最近減った)が《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》で降ってくることを想定しておこう。
《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》の採用率が一番高いアーキタイプなので、攻める前に念のためハンデス入れたほうがいい。
《外科的摘出/Surgical Extraction》も多いので、《炎の中の過去/Past in Flames》の信用度が下がる。
サイド後も《むかつき/Ad Nauseam》を撃つことを目標にしよう。
in:
《狼狽の嵐/Flusterstorm》 2, 《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》 2
out:
《汚物の雨/Rain of Filth》 1,《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》1
《沼/Swamp》1,《炎の中の過去/Past in Flames》 1
◆vs Sneak Show (+ Omnitell)
とにかくハンデスを連打しよう。ドローソースで《水蓮の花びら/Lotus Petal》を探しに行ってでも早々にズタズタにしよう。
《神聖の力線/Leyline of Sanctity》用に《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》を。
《巣穴からの総出/Empty the Warrens》なんか入れてたら一瞬で轢かれてしまう。
実際に出てきたら、1t目か、《呪文貫き/Spell Pierce》ケアしてバウンスしよう。キープが緩くなってるはずだから、《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》にカウンター切ってきたら最速《むかつき/Ad Nauseam》からPast→Flashbackすればいい。
サイド後に《実物提示教育/Show and Tell》が通っちゃったら、《ザンティッドの大群/Xantid Swarm》を出す選択肢があるにはあるので、
《水蓮の花びら/Lotus Petal》は先置きして《渦まく知識/Brainstorm》(と《狼狽の嵐/Flusterstorm》)を構える。
《実物提示教育/Show and Tell》→ 《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》 だったら、1回のアタックでは死なないが、滅殺でパーマネントが吹き飛ぶので《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》やデュアランは可能な限り張らない。
(1本目にこちらのデッキを見せる間もなくやられてしまったら、《血染めの月/Blood Moon》も入れられてくる可能性を一応考慮するというのもある)
in:
《ザンティッドの大群/Xantid Swarm》 1,《狼狽の嵐/Flusterstorm》 2
《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》1,《強迫/Duress》 1
out:
《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》 1,《汚物の雨/Rain of Filth》 1
《定業/Preordain》 1
《外科的摘出/Surgical Extraction》を採っていても入れる必要はあまりないが、《神聖の力線/Leyline of Sanctity》のないOmnitellには入れてもいい。
(《狼狽の嵐/Flusterstorm》と《呪文貫き/Spell Pierce》が合計5枚以上あると思われる)
SnT側は、ANT戦は、《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》は入れるべきだと思う。
◆vs ANT(Mirror) & TES
《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》は必ず先置きする。
《水蓮の花びら/Lotus Petal》は《渦まく知識/Brainstorm》で戻す枚数確保のためにハンドに入れておくこともある。
サイド後は《狼狽の嵐/Flusterstorm》を構えてるフリをして《水蓮の花びら/Lotus Petal》を置いておこう。
in:
《狼狽の嵐/Flusterstorm》 2,《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》1
out:
《定業/Preordain》 1,《汚物の雨/Rain of Filth》 1,Cabal Ritual 1
《外科的摘出/Surgical Extraction》を採っていれば入れるのも可
TES相手なら《ザンティッドの大群/Xantid Swarm》を1枚入れよう。
オールインしてきた《テレミンの演技/Telemin Performance》に逆転できる。
◆vs Lands + vs BG Depth
・共通
メインは《輪作/Crop Rotation》 からの《ボジューカの沼/Bojuka Bog》 にだけ注意すれば最速《マリット・レイジ/Marit Lage》以外問題なし。
サイド後は茶系置物が増えるので、バウンスを入れる。
・Lands
《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》や《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》の可能性も多少考慮するべき。
《リシャーダの港/Rishadan Port》や幽霊街で、マナをしばられて置物がどかせないことが負けパターン。《汚物の雨/Rain of Filth》が最も輝くマッチアップ
・Depth
概ねLandsと同じ。《外科的摘出/Surgical Extraction》もケアして《むかつき/Ad Nauseam》で動きたい。
《マリット・レイジ/Marit Lage》をコンバットしないで 《消耗の儀式/Rite of Consumption》 で20点吸われることもあるので、想定キルターンにも意識配分を。
長引くと《Elvish Spirit Guide》を含めたシステムクリーチャーの打点がばかにならないので、ドローソース温存も必要。
in:
《突然の衰微/Abrupt Decay》 2,《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》 2
《ハーキルの召還術/Hurkyl’s Recall》 2,《強迫/Duress》 1
Out:
《思考囲い/Thoughtseize》 4,《定業/Preordain》 1
《炎の中の過去/Past in Flames》 1,《闇の誓願/Dark Petition》 1
Note
《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》を抜くこともある。
《闇の誓願/Dark Petition》からTutor Chainするよりもハンドにきた《むかつき/Ad Nauseam》を撃つ局面のほうが多い。
妨害が多すぎると攻め切れないので、相手のサイドカード次第でコンボパーツは多目に残す。
Depth戦では追加のハンデスをとっていなかったり、相手のハンデスが多かった場合は《狼狽の嵐/Flusterstorm》を入れるケースも結構ある。
◆vs BR Reanimate と Tin-Fins
メインは速度勝負のため不利。
ハンデスでは相手のハンデスか《納墓/Entomb》を優先して落とすことになる。
正直どうやっても裏目が存在する。
サイド後も同様。
in:
《狼狽の嵐/Flusterstorm》 2,《強迫/Duress》 1
《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》 1
(《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》 2 (Tinfinsには入れない)
out:
《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》1,《汚物の雨/Rain of Filth》 1
《定業/Preordain》 1,《沼/Swamp》 1
(《思考囲い/Thoughtseize》 2 (Tinfinsには抜かない)
ハンデスが多すぎるとダブつくが、引けないと死ぬので6枚体制がちょうどいい気がしている。
相手ハンドにクリーチャーしかいないというケースもあるので、《強迫/Duress》より先に《思考囲い/Thoughtseize》を撃つ。
《外科的摘出/Surgical Extraction》とってればいれる。
◆vs Death and Taxes
メインは最速で倒さないといけない。基本土地を伸ばす。
特に後手の際 《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》 をハンデスできないとつらい。サイド後の基本方針も同じ。
《夜の戦慄/Dread of Night》は早期に置いていい。
《虐殺/Massacre》 や《致命的な一押し/Fatal Push》を採用しているならあるだけいれる。ただしKarakasと《霊気の薬瓶/AEther Vial》があるので《虐殺/Massacre》はそんなに信用できない。
除去やバウンスのタイミングは、早期に仕掛けられる場合と、自分が死ぬ直前の相手のターンにする。《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》と《安らかなる眠り/Rest in Peace》に注意する。
《ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker》の指定は《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》《水蓮の花びら/Lotus Petal》つらいため、仕掛けるまでに時間がかかりそうor他のヘイトベアを先に処理しないといけない場合、マナファクトは《渦まく知識/Brainstorm》で山札に押し戻そう。
DONを2枚はる場合、2枚目対応vialからレオニンで巻き返しが難しくなるので先に思考囲い撃とう
in:
《夜の戦慄/Dread of Night》 2,《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》 2
《ハーキルの召還術/Hurkyl’s Recall》 1
《突然の衰微/Abrupt Decay》 1,《巣穴からの総出/Empty the Warrens》 1
out:
《強迫/Duress》 3,《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》1
《定業/Preordain》 2,《炎の中の過去/Past in Flames》 1
Note:《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》は単体では2でおくこと。
《残響する真実/Echoing Truth》をとってるリストなら《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》が減ってるor無いから、《冥府の教示者/Infernal Tutor》ルート止めると楽。
ライフを攻めている場合や、《ルーンの母/Mother of Runes》がいれば4(フィニッシュ手段)や1も候補に。
◆vs Grixis Control , vs Czech Pile(4c Leovold)
メイン戦
《トーラックへの賛歌/Hymn to Tourach》に対して余計な《渦まく知識/Brainstorm》は撃たない。
ハンデスで抜くものはハンデスであることが多い。
メインはPastにつなげるまで粘る。
《コラガンの命令/Kolaghan’s Command》 で《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》を割られないようにしよう。
カウンターが少ないから、リソース管理に意識配分を。
リスク受容として、《トーラックへの賛歌/Hymn to Tourach》はくらっていい。
《トレストの使者、レオヴォルド/Leovold, Emissary of Trest》 は無視してコンボ(orハンデス)しよう。
サイド戦
《トーラックへの賛歌/Hymn to Tourach》と《思考囲い/Thoughtseize》に加え、
《外科的摘出/Surgical Extraction》とカウンターでバックアップしてくるので遅くなるほど非常につらい。
《狼狽の嵐/Flusterstorm》やハンデスがリソースを守って攻め落とそう。 速度勝負したほうが強い。
In:
《狼狽の嵐/Flusterstorm》 2,《強迫/Duress》 1
( 《巣穴からの総出/Empty the Warrens》1 (先手のみ)
Out:
《水蓮の花びら/Lotus Petal》 1,《汚物の雨/Rain of Filth》 1
《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》1
( 《炎の中の過去/Past in Flames》 1 先手のみ)
◆vs BUG Leovold (+ BUG Cascade)
サイドボーディングは概ねGrixis Control系と同じ。
赤ブラスト系がないので、ドローソースを我慢して温存したほうが結果的にコンボ成立が早い。ただし《無のロッド/Null Rod》などのパーマネントの採用率が高いので、2nd《炎の中の過去/Past in Flames》と《狼狽の嵐/Flusterstorm》の枠に 《突然の衰微/Abrupt Decay》 が入る。
◆vs Dregde
お互いやることやるだけ。Cabal Therapyをケアして、同一カードをハンドに入れないようにしてドロソ切る。LEDは先に置く。Surgicalをとっていたらいれる。
In:Duress 1 , Fluster 2 ,Tormod
Out:Thoughtseize 2 , Rain 1 , Swamp 1
◆vs RUG Delver (+ vs UR Delver + Grixis Delver)
土地を伸ばしてソフトカウンターの射程圏外に到達させ、自分が負ける直前のターンに《苦悶の触手/Tendrils of Agony》を放てるようにプランニングする。
ソフトカウンターを使わせたい場合に、黒マナ起点が他にない状態からRitualを撃って、カウンターを引き出そう。
サイド後は一応《外科的摘出/Surgical Extraction》をケアしよう。
《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》はおかれると結構困るが、終盤でない限り軌道修正可能なので基本無視してプラン変更する。
フェッチを切るタイミングは相手のアップキープか、
相手の 《渦まく知識/Brainstorm》 スタック(もみ消し釣って《狼狽の嵐/Flusterstorm》を意識させると通りやすいから)
in:
《強迫/Duress》 1,《ザンティッドの大群/Xantid Swarm》 1
《巣穴からの総出/Empty the Warrens》 1,《狼狽の嵐/Flusterstorm》 2
Out:
《水蓮の花びら/Lotus Petal》 1,《汚物の雨/Rain of Filth》 1
《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》1,《むかつき/Ad Nauseam》 1
《定業/Preordain》 1
《狼狽の嵐/Flusterstorm》とってなければ《水蓮の花びら/Lotus Petal》と《汚物の雨/Rain of Filth》 を入れたまま。6体以上の《巣穴からの総出/Empty the Warrens》なら早期にばら撒いてもいい。 捌かれても《苦悶の触手/Tendrils of Agony》撃てばいい。ただ過信は禁物。
◆vs BUG Delver
RUGと概ねプランニングが似ているが、手札を攻めてきたり 《トレストの使者、レオヴォルド/Leovold, Emissary of Trest》 がいたりするので
メインの《むかつき/Ad Nauseam》の信用度が高くなる。
サイド後はスピードプラン。《巣穴からの総出/Empty the Warrens》だとクロックで負けるケースもあるので、ばら撒くなら最序盤のみ。
極論メインボードからチェンジしなくてもいい。
in:
《強迫/Duress》 1,《巣穴からの総出/Empty the Warrens》 1
《狼狽の嵐/Flusterstorm》 2
Out:
《汚物の雨/Rain of Filth》 1,《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》1
《炎の中の過去/Past in Flames》 1,《定業/Preordain》 1
◆vs UB Death’s Shadow ( + Grixis Shadow)
黒系Delver戦と同じ。ハンデスも飛んでくるが、メインボードでは墓地が攻めてこないので、相手のキルターンを予測しつつプランニングする。
ライフが能動的に減る構成上、手札に来た《苦悶の触手/Tendrils of Agony》で沈めることも大いに可能。
Ritual系でカウンターを引き出すこともこころがける。
In:
《強迫/Duress》 1,《ザンティッドの大群/Xantid Swarm》 1
《巣穴からの総出/Empty the Warrens》 1
Out:
《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》1,《汚物の雨/Rain of Filth》 1
《炎の中の過去/Past in Flames》 1
《巣穴からの総出/Empty the Warrens》入れるなら、2色型なら《漸増爆弾/Ratchet Bomb》、3色型なら 《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》 をケアしておこう。
《虚空の杯/Chalice of the Void》対策である 《ゲスの玉座/Throne of Geth》 よりも対応範囲が広く、採用も見込まれる。
Shadow側は、初手は決めうちでハンデスから入り、ANTのハンデスを捨てさせるとよい。また、《外科的摘出/Surgical Extraction》の対象も、攻めてるときはハンデスを抜くとANTの動きをかなり抑制できる。
◆vs Aluren
ハンデスの枚数が多いので、BUG Control系と立ち回りが似ている。
Therapy連打や思考囲いが刺さってグダリやすいので、ハンデス温存も大切。Leovoldに注意。
(色によって動きがかなり変わるので、1度はAlurenを回しておくべき。)
n:
《強迫/Duress》 1,《突然の衰微/Abrupt Decay》 2
Out:
《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》1,《炎の中の過去/Past in Flames》 1
《定業/Preordain》 1
◆vs Maverick
《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》《ボジューカの沼/Bojuka Bog》、
《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》 、
《漁る軟泥/Scavenging Ooze》《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》を要するのでAggro LoamやDeath & Taxesとほぼ同じ展開。
《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》と《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》と《窒息/Choke》のサイドインが見込まれる。
in:
《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》 2,《突然の衰微/Abrupt Decay》 2
(《巣穴からの総出/Empty the Warrens》 1先手のみ)
out:
《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》1,《汚物の雨/Rain of Filth》 1
《炎の中の過去/Past in Flames》 1,《強迫/Duress》 1~2
純正の二色だったら、また、《ルーンの母/Mother of Runes》のほかに《森を護る者/Sylvan Safekeeper》でヘイトベア達を護りにくるので、《強迫/Duress》減らして《夜の戦慄/Dread of Night》も候補に。
◆vs Aggro Loam
妨害が角度があまりにも多い天敵のひとつ。
メインの虚空の杯、緑の太陽の頂点からのガドック、軟泥、Hymn、聖遺ボジューカ、サイドからサリア、黒力戦、タバナクル等
妨害に対処してスピード勝負するくらいしか現実的プランがない。
In:Decay 2, Hurkyl 1, Chain of Vapor 2, Warren 1
Out:Rain 1, CR 1, Past 1, Dark Petition 1, Preordain 2
◆vs Eldrazi Stompy vs Eldrazi Post vs Affinity(Steel Stompy) vs Mono Red Prison ( + Dragon Stompy)
黒力線が入る前提でサイド。メインのCotV X=1にはスレッショルドしたCRとLEDとInfernalをそろえる。CRが最重要パーツ
サイド後はX=0 X=2の順番でチャリスが置かれるので、置物二つ壊して決めるor早期のWarrenプラン。
耐性をつけたいならDaze型の構成にしよう。
In:Chain of Vapor 2, Decay 2, Hurkyl 2, Warren 1
Out:Duress 3, Preordain 2, CR 1, Past 1,Dark Petition 1
◆vs Mono Black Pox
実は群馬にもマスタークラスの愛好家がいるのである。
Nether Voidに要注意。ハンデスの対象は、手札を攻めてくるカード全般。
フェッチは温存し、Sinkholeをケアしよう。マナファクトは全部先置き。
in:Fluster 2, Chain of Vapor 2, Duress 1
out:Preordain 2,Past 1, Rain 1, Thoughtseize 2
置物によってはDecay入れるかもしれない。使い手が少なすぎてバイアスがかかっている。
◆vs Metal Worker MUD
普通にやったら絶対勝てない。
抵抗の宝球や磁石のゴーレムがメインに大量に入り、preordainが4枚のチェインコンボには先手1killかハンデスしか勝ち目なし。
後手や、置き物でてきたらやるだけ無駄。一刻も早く席を立とう。
相手がミスして自分から負ければ話は別。
◆vs Goblins
メインボードは打点の高さが急にあがることを念頭において、やれるときにやっちまう。
サイド後はRelic ,稀にサリア, アメジストのとげ、などをケアする。
Goblinは構成上サイド後に攻撃力が弱くなるので、我慢も大切になる。
In:Chain of Vapor 2, Hurkyl 1
Out:CR 1, Past 1, Preordain 1
◆vs UR CounterBurn ( + UR ガルガドン)
UR Delverと同じ。
速度が遅いので、発展の代価と呪文嵌めを意識して立ち回ること。
爆薬もケアしてWarrenにオールインするのはさける。
ハンドからTendrilsを撃つ場合も多く、カウンターを引き出すためにCRから撃とう。
In:Fluster 2, Duress 1
Out:Ad Nauseam 1, CR 1,Past 1(Relic前提)
◆vs UW Stoneblade
in:Decay 2, Duress 1
Out:CR 1, Rain 1, Preordain 1
◆vs Esper Stoneblade ( + Esper Mentor)
in:Decay 2, Warren 1, Duress 1
out:CR 1, Rain 1, Dark Petition 1,Swamp 1
◆vs Punishing Jund
ハンデスでハンデスを抜くが、サイド後は窒息やSurgicalやアメジストのとげをケアして動く。
in:Decay 2, Fluster 2,
Out:Past 1, CR 1, Rain 1, Preordain 1
ゴルガリの魔除けが消去法で投入されるのでWarrenは信じてない。
ハンデス連打をケアする方向性として保険でいれるのはありかなとは思う。
◆vs Food Chain
Surgicalと少量のカウンターをケアして動く。
相手もハンデスやカウンターを積んでいるので、動き方次第でぐだりやすい。
in:Decay 2
Out:CR 1,Rain 1
◆vs Painter
茶系置物も豊富、かつ突然殺されてしまう。
仕掛けられなくてもハンデスを最速で撃つこと。
赤ブラストをケアして動き、ドローソースは安全なうちにバンバン切ろう。
in:Decay 2, Hurkyl 2, Chain of Vapor 2
Out:CR 1,Rain 1,Petal 1, Preordain 2, Duress 1
◆vs Merfork
虚空の杯をケアしよう。置かれたらCRスレッショルドを目指す。
Merfork側の幻影の像は呪い捉えをコピーされると非常につらい。
サイド後はRelicやヴェンディリオンを意識して動こう。
In:Decay 2, Xantid 1, Hurlky 1
Out:Rain 1, Preordain 2, CR 1
◆vs Infect
Infect側は1枚1枚の重みがかなり大きいので、適切にハンデス撃てればANT有利に立ち回れる。
輪作ボジューカもケアする。
サイド後にヘイトパーマネントはそんなにないが、生物キープ時にDecayで速度が相当落とせる。
In:Fluster 2, Xantid 1, Decay 2
out:swamp 1, Past 1, CR 1, Rain 1,Preordain 1
◆vs Burn
大歓楽だけを絶対に許すな。
メインは生物と火力を落とし、
サイド後は大歓楽とRelicをケアしてドローソース連打。
In:Chain of Vapor2, Decay 2, Warren 1, Fluster 2
Out:Ad Nauseam 1, Past 1, Thoutseize 3, CR 1, Rain 1
◆vs Deadguy Ale vs Zombardment vs The Rock
ヘイトがハンデスと生物の両方が入っているので、2回は妨害される前提で動く。
Surgicalや忌み者をケア。
ダメージレースで負けることもあるのでWarrenは入れない。
潮の虚ろの漕ぎ手に苦悶の触手を奪われないように注意
In:Decay 2, Hurkyl 2, Chain of Vapor 2
Out:Past 1, CR 1, Petal 1, Preordain 2, Duress 1
◆vs Jeskai Stoneforge
DelverだろうがNemesis多目の型であろうが、RUG Delverと同じようなメイン戦。打点がこちらの方が低いから割と余裕をもって動ける。
Meddling Mageとエーテルをサイド後ケアしよう。
思考囲いが輝く。
In:Decay 2, Duress 1
Out:Preordain 1, Rain 1
◆vs Enchantress
戦場にしか脅威はない上に、白力戦が当然入るので、Duressを抜く。
デッキが分かり次第ドローソースを切りまくる。独房監禁に到達させないようにすること。
ターンを返さないプランでのAd Nauseamを撃とう。
In:Chain of Vapor 2, Decay 2
Out:Duress 3, Rain 1
Echoing Truthをとっていたら当然いれる。エンチャントに触れるカードを全部入れる。
《真の木立ち/Sterling Grove》と 《窒息/Choke》 に注意。
ドローソースは相手のターンエンドまで待って、フェッチ置いた状態でのBSから入ったほうが裏目のない手札整理ができる。
◆その他
SliverとかHive Mindとかほとんどいないデッキorローグはアドリブ。
○○○○おわりに○○○○
ANTのレシピが人によって違って、なかなか収束しないのは許容するリスクが人(環境)によって違うから。
大規模大会ならいざしらず、サイドが15枚しかないので全部のデッキに勝とうとするのは無理に決まってる。
特にこういった脆いコンボなら、プレイングやプランニングに差が出るのはあたりまえなので、全てのANT使いは全員正しいこと言ってると思ってる。
話が平行線でも意見をしっかり噛み砕いておくことに意味があるんじゃなかろうか。
ここまで読んでくれた人が少しでも楽しんでくれれば嬉しいです。
* 一部略称:CotV = 虚空の杯,CR = 陰謀団の儀式,Rain = 汚物の雨
20,000字制限に引っかかったので後半は略称多数
過去に名エントリーがたくさんあるので、そちらもご覧ください。
あくまで自分のプレイスキル(受け売り含)を書きます。
紹介:特におしたいやつ
・晴れる屋『のぶおの部屋ANT(後編)』kai 「http://www.hareruyamtg.com/article/category/detail/1355」
↑最近は別のプランニングしてるけど、理論だてて詳しく書いてる。
・saitomuさん 2011年11月『All About ANT』「http://saitomu.diarynote.jp/201111121517488206/」
↑言わずと知れたANT MASTER
・しょ~た(ん)2017年『ANT初心者向け解説』「http://shota33.diarynote.jp/201707210620064955/」
↑これから初めて回す人or腹心型に興味ある人はこっちを読むべき。(ただ16000字ある)
あとはThe SourceのANTスレ、Facebook、ANTのグループLINE、togoresTCGのTwitch放送、Twitterなども貴重な情報源です。
あと該当記事が見つからなかったけど、domeさんの記事も好き。
◆◆使うときに意識すること◆◆
・今の構築の想定キルターンは、各種妨害込みで体感平均3.75ターン
・先手後手でも、1本目相手のデッキがわからないときは、《水蓮の花びら/Lotus Petal》切ってでもハンデスを撃とう。
・ドローソースを撃ちつつ土地を伸ばすので、順番はだいたい《島/Island》→(《島/Island》)→《沼/Swamp》→《Underground Sea》になりやすい。
・初手にフェッチを含む青マナ土地がハンドにあれば、《沼/Swamp》からのハンデスでゲーム作ってもいい。
・カウンターが乗り越えられないときにどうしても通したいドローソースがあれば初段に撃とう。「ストーム1」って言えばマストカウンターのはずの《渦まく知識/Brainstorm》がどうでもよく映るらしいよ。
・逆に仕掛けてるのがばれると序盤にソフトカウンター飛んでくる(定石)から、ストーム4くらいから数えるくらいがちょうどいい。
・相手の《虚空の杯/Chalice of the Void》は、メインX=1、サイド後X=0→X=2の順番で置かれるのが定石(らしい)。だから今は《残響する真実/Echoing Truth》を採用していない。
・メインで《虚空の杯/Chalice of the Void》X=1置かれたら、ひたすら1マナスペルを撃って墓地を肥やし、《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》・Infernal(Dark Petition)《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》を引くのを待つ
・対戦相手がカード引いたあとに墓地を見る人かどうか挙動をよく見ておく。(《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》や《外科的摘出/Surgical Extraction》)
・ 《ザンティッドの大群/Xantid Swarm》 の誘発が通ったあとでも《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》を一応ケアして動く。
・サイド後は《外科的摘出/Surgical Extraction》ケアして安易な確定《炎の中の過去/Past in Flames》ルートに行かない。
・相手の手札ノールックぶっぱは基本的にしない。かならず前方確認をすること。あるいは相手の動きから確定カウンターや対処方法がないことを根拠立てて推察してからならOK。(EWの準決勝みたいに、マナ加速無視して《闇の誓願/Dark Petition》をハンデスしたなら確定カウンター持ってない筋だと分かる)
・surgicalを撃たせるために、少ない手札からスレッショルドCRから入ることもある。途中でやると計算が狂って1ターン遅れることもある。relicも同様
◆◆構築時の留意点◆◆
・メインとサイドあわせて75枚同時に組みましょう。
・ハンデスは大体1ゲーム目に2.5回くらい撃ちたいので、7枚ハンデスは必要。
・バウンス枠は、《突然の衰微/Abrupt Decay》や《致命的な一押し/Fatal Push》とあわせて4~7枚くらいとる。(部品ごとに用途が違う)
・Tempo系やMiracleが周りに多いなら《花の絨毯/Carpet of Flowers》、《闇の腹心/Dark Confidant》も候補に入れる。
・トップデッキや、相手のプランを序盤に崩壊させたいなら《目くらまし/Daze》3枚型がいい(kaiや朴さんに聞いて)
ちなみに《目くらまし/Daze》型は、RUG Delver以外の青系デッキにはサイドアウトして、他のデッキは増量orいれっぱにするとのこと。
◆◆大まかなサイドボーディング
・《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》があったときよりも見切り発車しにくくなっているので、《定業/Preordain》はあんまり抜かない。
《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》・《水蓮の花びら/Lotus Petal》・《汚物の雨/Rain of Filth》が最初に抜く候補。
(そういったドローソースの運用面で、3枚以上の《定業/Preordain》とマナベースのIsland2枚目と 《闇の誓願/Dark Petition》 はセットだと思っている)
・速度勝負かつ《不毛の大地/Wasteland》がない相手は基本土地をサイドアウトして14枚体制とする。
・2nd 《炎の中の過去/Past in Flames》や《闇の誓願/Dark Petition》は、《虚空の力線/Leyline of the Void》、《輪作/Crop Rotation》から《ボジューカの沼/Bojuka Bog》が明らかな場合は抜く。
・《炎の中の過去/Past in Flames》を減らす場合、ハンデスが足りなくなることがあるので《強迫/Duress》と交換することが多い。体感ではハンデスは7.5枚必要。
・赤系Delver相手には《むかつき/Ad Nauseam》を抜く。ハンデスヘビーなGrixisなら残す。
・ 《神聖の力線/Leyline of Sanctity》が想定される場合(実物提示教育/Show and Tell、Enchantress、稀にMiracle)相手には《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》を入れる。
・《巣穴からの総出/Empty the Warrens》は《湿地での被災/Marsh Casualties》などのスイーパー系除去があっても、クロックで押し切れるなら入れる。
・《汚物の雨/Rain of Filth》は《リシャーダの港/Rishadan Port》対策として残す以外は、抜けることが多い。4.5枚目の《暗黒の儀式/Dark Ritual》。
◆◆ANTを相手にするときに意識すること・定石◆◆
・黒マナ起点の数(初段のDark Ritualをつぶことが定石のため)
・土地セット前に儀式を撃ったかどうか(カウンター引き出したいときにやる)
・《翻弄する魔道士/Meddling Mage》の指定
Main:《苦悶の触手/Tendrils of Agony》
Side後:ケースバイケース。だいたい《冥府の教示者/Infernal Tutor》か《苦悶の触手/Tendrils of Agony》が正解。ただし、《燃え立つ願い/Burning Wish》が見えていたら《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》
・ライフをなるべく奇数で維持。温存できるならフェッチを温存(優先権確保のためでもある)
・《炎の中の過去/Past in Flames》と合わせて《苦悶の触手/Tendrils of Agony》を撃つのが見え見えなら、《苦悶の触手/Tendrils of Agony》のストーム誘発時に原本を打ち消して《外科的摘出/Surgical Extraction》、その後生成コピーを《狼狽の嵐/Flusterstorm
・Force of willがあっても余計なフルタップやパーマネント展開はしない。
・ハンデスとカウンターもってるなら、ANTのハンデスを落としにいこう。ぶっぱしにくくなる。
・真髄の針でマナ能力は止まりません。未だに《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》をコールされます。刺すなら《汚染された三角州/Polluted Delta》 にしてください。
・確定カウンター1枚しかなかったら、余計なところで打ち消ししないで暴勇 《冥府の教示者/Infernal Tutor》 にヤマはってコンボながめてるだけでいい。
ストームたまらないし、攻めてくるときは大体カウンター1枚じゃ対処しきれない。
・困ったら2t目に《トーラックへの賛歌/Hymn to Tourach》撃てば一番裏目が少ない。
○○○○○○○○アーキタイプ別対策○○○○○○○○
リストはEternal Week End使用時のものです。
(《炎の中の過去/Past in Flames》が2枚入ってます)
◆vs Miracle ( + Helm Peace)
改定後に一番ゲームプランが変わった相手
従来は、土地を伸ばして《相殺/Counterbalance》 (と《基本に帰れ/Back to Basics》)を割り、《むかつき/Ad Nauseam》を相手のEndに撃って、次のターンに決めるというゆっくりプランをとることが多かった。
現状の構成で《狼狽の嵐/Flusterstorm》や 《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》 や《外科的摘出/Surgical Extraction》の枚数が増え、《僧院の導師/Monastery Mentor》のクロックも早いので、今までのStoneblade戦のように、最低限のサイドボーディングで速度も意識して戦う。
インスタントタイミングで妨害にくるということは、最初の数ターンは土地を伸ばしつつ初手にあるカードで妨害にくるということだから。
中期戦以上になったら、マスカンは《炎の中の過去/Past in Flames》から入って、アドバンテージ差をつけにいこう。このときハンデスに《外科的摘出/Surgical Extraction》が飛んでくるので、一枚切っていたのであれば同一種類のハンデスを先に撃ってからでもいい。
また、《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》が出てくるのは
①こちらのターン終了時
②《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》唱えるスタック
③黒マナ起点が場に残ってない状態のRitualスタック
なので、仕掛ける際に②③前にドローソースから入る場合は、ライブラリートップにコンボパーツ置いておくと幸せになれるケースがある。
in:
《突然の衰微/Abrupt Decay》 2 ,《ザンティッドの大群/Xantid Swarm》 1
《強迫/Duress》 1(Warren 1先手のみ)
out:
《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》1, 《汚物の雨/Rain of Filth》 1,
《水蓮の花びら/Lotus Petal》 1, 《闇の誓願/Dark Petition》 1
(Swamp 1先手のみ。ただし従来通り《基本に帰れ/Back to Basics》がいっぱい残っていたらIslandを抜いてもいい)
サイドにとっているなら《ザンティッドの大群/Xantid Swarm》の増量やCabal Therapy、2nd 《苦悶の触手/Tendrils of Agony》、2nd 《巣穴からの総出/Empty the Warrens》、《闇の腹心/Dark Confidant》も投入候補。
◆vs Elves!
メインはどのルートでも。
ハンデスでコンボスペル抜けば、スピードはStormが上。
《漁る軟泥/Scavenging Ooze》や《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》(最近減った)が《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》で降ってくることを想定しておこう。
《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》の採用率が一番高いアーキタイプなので、攻める前に念のためハンデス入れたほうがいい。
《外科的摘出/Surgical Extraction》も多いので、《炎の中の過去/Past in Flames》の信用度が下がる。
サイド後も《むかつき/Ad Nauseam》を撃つことを目標にしよう。
in:
《狼狽の嵐/Flusterstorm》 2, 《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》 2
out:
《汚物の雨/Rain of Filth》 1,《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》1
《沼/Swamp》1,《炎の中の過去/Past in Flames》 1
◆vs Sneak Show (+ Omnitell)
とにかくハンデスを連打しよう。ドローソースで《水蓮の花びら/Lotus Petal》を探しに行ってでも早々にズタズタにしよう。
《神聖の力線/Leyline of Sanctity》用に《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》を。
《巣穴からの総出/Empty the Warrens》なんか入れてたら一瞬で轢かれてしまう。
実際に出てきたら、1t目か、《呪文貫き/Spell Pierce》ケアしてバウンスしよう。キープが緩くなってるはずだから、《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》にカウンター切ってきたら最速《むかつき/Ad Nauseam》からPast→Flashbackすればいい。
サイド後に《実物提示教育/Show and Tell》が通っちゃったら、《ザンティッドの大群/Xantid Swarm》を出す選択肢があるにはあるので、
《水蓮の花びら/Lotus Petal》は先置きして《渦まく知識/Brainstorm》(と《狼狽の嵐/Flusterstorm》)を構える。
《実物提示教育/Show and Tell》→ 《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》 だったら、1回のアタックでは死なないが、滅殺でパーマネントが吹き飛ぶので《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》やデュアランは可能な限り張らない。
(1本目にこちらのデッキを見せる間もなくやられてしまったら、《血染めの月/Blood Moon》も入れられてくる可能性を一応考慮するというのもある)
in:
《ザンティッドの大群/Xantid Swarm》 1,《狼狽の嵐/Flusterstorm》 2
《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》1,《強迫/Duress》 1
out:
《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》 1,《汚物の雨/Rain of Filth》 1
《定業/Preordain》 1
《外科的摘出/Surgical Extraction》を採っていても入れる必要はあまりないが、《神聖の力線/Leyline of Sanctity》のないOmnitellには入れてもいい。
(《狼狽の嵐/Flusterstorm》と《呪文貫き/Spell Pierce》が合計5枚以上あると思われる)
SnT側は、ANT戦は、《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》は入れるべきだと思う。
◆vs ANT(Mirror) & TES
《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》は必ず先置きする。
《水蓮の花びら/Lotus Petal》は《渦まく知識/Brainstorm》で戻す枚数確保のためにハンドに入れておくこともある。
サイド後は《狼狽の嵐/Flusterstorm》を構えてるフリをして《水蓮の花びら/Lotus Petal》を置いておこう。
in:
《狼狽の嵐/Flusterstorm》 2,《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》1
out:
《定業/Preordain》 1,《汚物の雨/Rain of Filth》 1,Cabal Ritual 1
《外科的摘出/Surgical Extraction》を採っていれば入れるのも可
TES相手なら《ザンティッドの大群/Xantid Swarm》を1枚入れよう。
オールインしてきた《テレミンの演技/Telemin Performance》に逆転できる。
◆vs Lands + vs BG Depth
・共通
メインは《輪作/Crop Rotation》 からの《ボジューカの沼/Bojuka Bog》 にだけ注意すれば最速《マリット・レイジ/Marit Lage》以外問題なし。
サイド後は茶系置物が増えるので、バウンスを入れる。
・Lands
《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》や《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》の可能性も多少考慮するべき。
《リシャーダの港/Rishadan Port》や幽霊街で、マナをしばられて置物がどかせないことが負けパターン。《汚物の雨/Rain of Filth》が最も輝くマッチアップ
・Depth
概ねLandsと同じ。《外科的摘出/Surgical Extraction》もケアして《むかつき/Ad Nauseam》で動きたい。
《マリット・レイジ/Marit Lage》をコンバットしないで 《消耗の儀式/Rite of Consumption》 で20点吸われることもあるので、想定キルターンにも意識配分を。
長引くと《Elvish Spirit Guide》を含めたシステムクリーチャーの打点がばかにならないので、ドローソース温存も必要。
in:
《突然の衰微/Abrupt Decay》 2,《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》 2
《ハーキルの召還術/Hurkyl’s Recall》 2,《強迫/Duress》 1
Out:
《思考囲い/Thoughtseize》 4,《定業/Preordain》 1
《炎の中の過去/Past in Flames》 1,《闇の誓願/Dark Petition》 1
Note
《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》を抜くこともある。
《闇の誓願/Dark Petition》からTutor Chainするよりもハンドにきた《むかつき/Ad Nauseam》を撃つ局面のほうが多い。
妨害が多すぎると攻め切れないので、相手のサイドカード次第でコンボパーツは多目に残す。
Depth戦では追加のハンデスをとっていなかったり、相手のハンデスが多かった場合は《狼狽の嵐/Flusterstorm》を入れるケースも結構ある。
◆vs BR Reanimate と Tin-Fins
メインは速度勝負のため不利。
ハンデスでは相手のハンデスか《納墓/Entomb》を優先して落とすことになる。
正直どうやっても裏目が存在する。
サイド後も同様。
in:
《狼狽の嵐/Flusterstorm》 2,《強迫/Duress》 1
《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》 1
(《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》 2 (Tinfinsには入れない)
out:
《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》1,《汚物の雨/Rain of Filth》 1
《定業/Preordain》 1,《沼/Swamp》 1
(《思考囲い/Thoughtseize》 2 (Tinfinsには抜かない)
ハンデスが多すぎるとダブつくが、引けないと死ぬので6枚体制がちょうどいい気がしている。
相手ハンドにクリーチャーしかいないというケースもあるので、《強迫/Duress》より先に《思考囲い/Thoughtseize》を撃つ。
《外科的摘出/Surgical Extraction》とってればいれる。
◆vs Death and Taxes
メインは最速で倒さないといけない。基本土地を伸ばす。
特に後手の際 《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》 をハンデスできないとつらい。サイド後の基本方針も同じ。
《夜の戦慄/Dread of Night》は早期に置いていい。
《虐殺/Massacre》 や《致命的な一押し/Fatal Push》を採用しているならあるだけいれる。ただしKarakasと《霊気の薬瓶/AEther Vial》があるので《虐殺/Massacre》はそんなに信用できない。
除去やバウンスのタイミングは、早期に仕掛けられる場合と、自分が死ぬ直前の相手のターンにする。《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》と《安らかなる眠り/Rest in Peace》に注意する。
《ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker》の指定は《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》《水蓮の花びら/Lotus Petal》つらいため、仕掛けるまでに時間がかかりそうor他のヘイトベアを先に処理しないといけない場合、マナファクトは《渦まく知識/Brainstorm》で山札に押し戻そう。
DONを2枚はる場合、2枚目対応vialからレオニンで巻き返しが難しくなるので先に思考囲い撃とう
in:
《夜の戦慄/Dread of Night》 2,《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》 2
《ハーキルの召還術/Hurkyl’s Recall》 1
《突然の衰微/Abrupt Decay》 1,《巣穴からの総出/Empty the Warrens》 1
out:
《強迫/Duress》 3,《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》1
《定業/Preordain》 2,《炎の中の過去/Past in Flames》 1
Note:《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》は単体では2でおくこと。
《残響する真実/Echoing Truth》をとってるリストなら《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》が減ってるor無いから、《冥府の教示者/Infernal Tutor》ルート止めると楽。
ライフを攻めている場合や、《ルーンの母/Mother of Runes》がいれば4(フィニッシュ手段)や1も候補に。
◆vs Grixis Control , vs Czech Pile(4c Leovold)
メイン戦
《トーラックへの賛歌/Hymn to Tourach》に対して余計な《渦まく知識/Brainstorm》は撃たない。
ハンデスで抜くものはハンデスであることが多い。
メインはPastにつなげるまで粘る。
《コラガンの命令/Kolaghan’s Command》 で《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》を割られないようにしよう。
カウンターが少ないから、リソース管理に意識配分を。
リスク受容として、《トーラックへの賛歌/Hymn to Tourach》はくらっていい。
《トレストの使者、レオヴォルド/Leovold, Emissary of Trest》 は無視してコンボ(orハンデス)しよう。
サイド戦
《トーラックへの賛歌/Hymn to Tourach》と《思考囲い/Thoughtseize》に加え、
《外科的摘出/Surgical Extraction》とカウンターでバックアップしてくるので遅くなるほど非常につらい。
《狼狽の嵐/Flusterstorm》やハンデスがリソースを守って攻め落とそう。 速度勝負したほうが強い。
In:
《狼狽の嵐/Flusterstorm》 2,《強迫/Duress》 1
( 《巣穴からの総出/Empty the Warrens》1 (先手のみ)
Out:
《水蓮の花びら/Lotus Petal》 1,《汚物の雨/Rain of Filth》 1
《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》1
( 《炎の中の過去/Past in Flames》 1 先手のみ)
◆vs BUG Leovold (+ BUG Cascade)
サイドボーディングは概ねGrixis Control系と同じ。
赤ブラスト系がないので、ドローソースを我慢して温存したほうが結果的にコンボ成立が早い。ただし《無のロッド/Null Rod》などのパーマネントの採用率が高いので、2nd《炎の中の過去/Past in Flames》と《狼狽の嵐/Flusterstorm》の枠に 《突然の衰微/Abrupt Decay》 が入る。
◆vs Dregde
お互いやることやるだけ。Cabal Therapyをケアして、同一カードをハンドに入れないようにしてドロソ切る。LEDは先に置く。Surgicalをとっていたらいれる。
In:Duress 1 , Fluster 2 ,Tormod
Out:Thoughtseize 2 , Rain 1 , Swamp 1
◆vs RUG Delver (+ vs UR Delver + Grixis Delver)
土地を伸ばしてソフトカウンターの射程圏外に到達させ、自分が負ける直前のターンに《苦悶の触手/Tendrils of Agony》を放てるようにプランニングする。
ソフトカウンターを使わせたい場合に、黒マナ起点が他にない状態からRitualを撃って、カウンターを引き出そう。
サイド後は一応《外科的摘出/Surgical Extraction》をケアしよう。
《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》はおかれると結構困るが、終盤でない限り軌道修正可能なので基本無視してプラン変更する。
フェッチを切るタイミングは相手のアップキープか、
相手の 《渦まく知識/Brainstorm》 スタック(もみ消し釣って《狼狽の嵐/Flusterstorm》を意識させると通りやすいから)
in:
《強迫/Duress》 1,《ザンティッドの大群/Xantid Swarm》 1
《巣穴からの総出/Empty the Warrens》 1,《狼狽の嵐/Flusterstorm》 2
Out:
《水蓮の花びら/Lotus Petal》 1,《汚物の雨/Rain of Filth》 1
《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》1,《むかつき/Ad Nauseam》 1
《定業/Preordain》 1
《狼狽の嵐/Flusterstorm》とってなければ《水蓮の花びら/Lotus Petal》と《汚物の雨/Rain of Filth》 を入れたまま。6体以上の《巣穴からの総出/Empty the Warrens》なら早期にばら撒いてもいい。 捌かれても《苦悶の触手/Tendrils of Agony》撃てばいい。ただ過信は禁物。
◆vs BUG Delver
RUGと概ねプランニングが似ているが、手札を攻めてきたり 《トレストの使者、レオヴォルド/Leovold, Emissary of Trest》 がいたりするので
メインの《むかつき/Ad Nauseam》の信用度が高くなる。
サイド後はスピードプラン。《巣穴からの総出/Empty the Warrens》だとクロックで負けるケースもあるので、ばら撒くなら最序盤のみ。
極論メインボードからチェンジしなくてもいい。
in:
《強迫/Duress》 1,《巣穴からの総出/Empty the Warrens》 1
《狼狽の嵐/Flusterstorm》 2
Out:
《汚物の雨/Rain of Filth》 1,《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》1
《炎の中の過去/Past in Flames》 1,《定業/Preordain》 1
◆vs UB Death’s Shadow ( + Grixis Shadow)
黒系Delver戦と同じ。ハンデスも飛んでくるが、メインボードでは墓地が攻めてこないので、相手のキルターンを予測しつつプランニングする。
ライフが能動的に減る構成上、手札に来た《苦悶の触手/Tendrils of Agony》で沈めることも大いに可能。
Ritual系でカウンターを引き出すこともこころがける。
In:
《強迫/Duress》 1,《ザンティッドの大群/Xantid Swarm》 1
《巣穴からの総出/Empty the Warrens》 1
Out:
《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》1,《汚物の雨/Rain of Filth》 1
《炎の中の過去/Past in Flames》 1
《巣穴からの総出/Empty the Warrens》入れるなら、2色型なら《漸増爆弾/Ratchet Bomb》、3色型なら 《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》 をケアしておこう。
《虚空の杯/Chalice of the Void》対策である 《ゲスの玉座/Throne of Geth》 よりも対応範囲が広く、採用も見込まれる。
Shadow側は、初手は決めうちでハンデスから入り、ANTのハンデスを捨てさせるとよい。また、《外科的摘出/Surgical Extraction》の対象も、攻めてるときはハンデスを抜くとANTの動きをかなり抑制できる。
◆vs Aluren
ハンデスの枚数が多いので、BUG Control系と立ち回りが似ている。
Therapy連打や思考囲いが刺さってグダリやすいので、ハンデス温存も大切。Leovoldに注意。
(色によって動きがかなり変わるので、1度はAlurenを回しておくべき。)
n:
《強迫/Duress》 1,《突然の衰微/Abrupt Decay》 2
Out:
《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》1,《炎の中の過去/Past in Flames》 1
《定業/Preordain》 1
◆vs Maverick
《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》《ボジューカの沼/Bojuka Bog》、
《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》 、
《漁る軟泥/Scavenging Ooze》《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》を要するのでAggro LoamやDeath & Taxesとほぼ同じ展開。
《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》と《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》と《窒息/Choke》のサイドインが見込まれる。
in:
《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》 2,《突然の衰微/Abrupt Decay》 2
(《巣穴からの総出/Empty the Warrens》 1先手のみ)
out:
《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》1,《汚物の雨/Rain of Filth》 1
《炎の中の過去/Past in Flames》 1,《強迫/Duress》 1~2
純正の二色だったら、また、《ルーンの母/Mother of Runes》のほかに《森を護る者/Sylvan Safekeeper》でヘイトベア達を護りにくるので、《強迫/Duress》減らして《夜の戦慄/Dread of Night》も候補に。
◆vs Aggro Loam
妨害が角度があまりにも多い天敵のひとつ。
メインの虚空の杯、緑の太陽の頂点からのガドック、軟泥、Hymn、聖遺ボジューカ、サイドからサリア、黒力戦、タバナクル等
妨害に対処してスピード勝負するくらいしか現実的プランがない。
In:Decay 2, Hurkyl 1, Chain of Vapor 2, Warren 1
Out:Rain 1, CR 1, Past 1, Dark Petition 1, Preordain 2
◆vs Eldrazi Stompy vs Eldrazi Post vs Affinity(Steel Stompy) vs Mono Red Prison ( + Dragon Stompy)
黒力線が入る前提でサイド。メインのCotV X=1にはスレッショルドしたCRとLEDとInfernalをそろえる。CRが最重要パーツ
サイド後はX=0 X=2の順番でチャリスが置かれるので、置物二つ壊して決めるor早期のWarrenプラン。
耐性をつけたいならDaze型の構成にしよう。
In:Chain of Vapor 2, Decay 2, Hurkyl 2, Warren 1
Out:Duress 3, Preordain 2, CR 1, Past 1,Dark Petition 1
◆vs Mono Black Pox
実は群馬にもマスタークラスの愛好家がいるのである。
Nether Voidに要注意。ハンデスの対象は、手札を攻めてくるカード全般。
フェッチは温存し、Sinkholeをケアしよう。マナファクトは全部先置き。
in:Fluster 2, Chain of Vapor 2, Duress 1
out:Preordain 2,Past 1, Rain 1, Thoughtseize 2
置物によってはDecay入れるかもしれない。使い手が少なすぎてバイアスがかかっている。
◆vs Metal Worker MUD
普通にやったら絶対勝てない。
抵抗の宝球や磁石のゴーレムがメインに大量に入り、preordainが4枚のチェインコンボには先手1killかハンデスしか勝ち目なし。
後手や、置き物でてきたらやるだけ無駄。一刻も早く席を立とう。
相手がミスして自分から負ければ話は別。
◆vs Goblins
メインボードは打点の高さが急にあがることを念頭において、やれるときにやっちまう。
サイド後はRelic ,稀にサリア, アメジストのとげ、などをケアする。
Goblinは構成上サイド後に攻撃力が弱くなるので、我慢も大切になる。
In:Chain of Vapor 2, Hurkyl 1
Out:CR 1, Past 1, Preordain 1
◆vs UR CounterBurn ( + UR ガルガドン)
UR Delverと同じ。
速度が遅いので、発展の代価と呪文嵌めを意識して立ち回ること。
爆薬もケアしてWarrenにオールインするのはさける。
ハンドからTendrilsを撃つ場合も多く、カウンターを引き出すためにCRから撃とう。
In:Fluster 2, Duress 1
Out:Ad Nauseam 1, CR 1,Past 1(Relic前提)
◆vs UW Stoneblade
in:Decay 2, Duress 1
Out:CR 1, Rain 1, Preordain 1
◆vs Esper Stoneblade ( + Esper Mentor)
in:Decay 2, Warren 1, Duress 1
out:CR 1, Rain 1, Dark Petition 1,Swamp 1
◆vs Punishing Jund
ハンデスでハンデスを抜くが、サイド後は窒息やSurgicalやアメジストのとげをケアして動く。
in:Decay 2, Fluster 2,
Out:Past 1, CR 1, Rain 1, Preordain 1
ゴルガリの魔除けが消去法で投入されるのでWarrenは信じてない。
ハンデス連打をケアする方向性として保険でいれるのはありかなとは思う。
◆vs Food Chain
Surgicalと少量のカウンターをケアして動く。
相手もハンデスやカウンターを積んでいるので、動き方次第でぐだりやすい。
in:Decay 2
Out:CR 1,Rain 1
◆vs Painter
茶系置物も豊富、かつ突然殺されてしまう。
仕掛けられなくてもハンデスを最速で撃つこと。
赤ブラストをケアして動き、ドローソースは安全なうちにバンバン切ろう。
in:Decay 2, Hurkyl 2, Chain of Vapor 2
Out:CR 1,Rain 1,Petal 1, Preordain 2, Duress 1
◆vs Merfork
虚空の杯をケアしよう。置かれたらCRスレッショルドを目指す。
Merfork側の幻影の像は呪い捉えをコピーされると非常につらい。
サイド後はRelicやヴェンディリオンを意識して動こう。
In:Decay 2, Xantid 1, Hurlky 1
Out:Rain 1, Preordain 2, CR 1
◆vs Infect
Infect側は1枚1枚の重みがかなり大きいので、適切にハンデス撃てればANT有利に立ち回れる。
輪作ボジューカもケアする。
サイド後にヘイトパーマネントはそんなにないが、生物キープ時にDecayで速度が相当落とせる。
In:Fluster 2, Xantid 1, Decay 2
out:swamp 1, Past 1, CR 1, Rain 1,Preordain 1
◆vs Burn
大歓楽だけを絶対に許すな。
メインは生物と火力を落とし、
サイド後は大歓楽とRelicをケアしてドローソース連打。
In:Chain of Vapor2, Decay 2, Warren 1, Fluster 2
Out:Ad Nauseam 1, Past 1, Thoutseize 3, CR 1, Rain 1
◆vs Deadguy Ale vs Zombardment vs The Rock
ヘイトがハンデスと生物の両方が入っているので、2回は妨害される前提で動く。
Surgicalや忌み者をケア。
ダメージレースで負けることもあるのでWarrenは入れない。
潮の虚ろの漕ぎ手に苦悶の触手を奪われないように注意
In:Decay 2, Hurkyl 2, Chain of Vapor 2
Out:Past 1, CR 1, Petal 1, Preordain 2, Duress 1
◆vs Jeskai Stoneforge
DelverだろうがNemesis多目の型であろうが、RUG Delverと同じようなメイン戦。打点がこちらの方が低いから割と余裕をもって動ける。
Meddling Mageとエーテルをサイド後ケアしよう。
思考囲いが輝く。
In:Decay 2, Duress 1
Out:Preordain 1, Rain 1
◆vs Enchantress
戦場にしか脅威はない上に、白力戦が当然入るので、Duressを抜く。
デッキが分かり次第ドローソースを切りまくる。独房監禁に到達させないようにすること。
ターンを返さないプランでのAd Nauseamを撃とう。
In:Chain of Vapor 2, Decay 2
Out:Duress 3, Rain 1
Echoing Truthをとっていたら当然いれる。エンチャントに触れるカードを全部入れる。
《真の木立ち/Sterling Grove》と 《窒息/Choke》 に注意。
ドローソースは相手のターンエンドまで待って、フェッチ置いた状態でのBSから入ったほうが裏目のない手札整理ができる。
◆その他
SliverとかHive Mindとかほとんどいないデッキorローグはアドリブ。
○○○○おわりに○○○○
ANTのレシピが人によって違って、なかなか収束しないのは許容するリスクが人(環境)によって違うから。
大規模大会ならいざしらず、サイドが15枚しかないので全部のデッキに勝とうとするのは無理に決まってる。
特にこういった脆いコンボなら、プレイングやプランニングに差が出るのはあたりまえなので、全てのANT使いは全員正しいこと言ってると思ってる。
話が平行線でも意見をしっかり噛み砕いておくことに意味があるんじゃなかろうか。
ここまで読んでくれた人が少しでも楽しんでくれれば嬉しいです。
コメント
やり込みを続けた結果の勝利、プレイヤーとして励みになりますし、すごく尊敬します。
この記事も今後のvsストームの参考にさせていただきます!ありがとうございます。
むしろ落ちてる視点等があれば教えてね